肝臓

肝臓は、体の化学工場ともいわれています。多くの働きをしています。

重要なものは①体を構成するタンパク質をアミノ酸から合成する。②グリコーゲンやビタミンを蓄え、必要に応じて血液中に放出する。③アンモニアやアルコールなど体にとって有害な物質を分解、解毒する。④脂肪の消化・吸収を助ける胆汁を作る、などです。

そして、肝臓は、肝細胞がかなり広範囲に壊れても、残りの細胞が肝細胞をカバーするために、本人の自覚症状がないまま病気が進行しているケースがあるようです。

肝硬変や肝臓がんなど、肝臓の機能に異常がある人は、日本に約３００万人以上いるようです。肝臓の異常は、その原因はアルコールと思われがちですが、日本人の場合は、そのほとんどは肝炎ウイルスが関係してるようです。

肝臓をいたわる４つのコツは、①しっかり睡眠をとること、②高たんぱく、高ビタミン、高ミネラルの食事をバランスよく、カロリー過多にならないようにとり、アルコールは控えめにする、③ストレスはため込まず、解消するように心がける。④適度な運動をする、ということのようです。とくにストレスは免疫力を落としウイルスを増えやすくするようです。運動もやりすぎは禁物のようです。活性酸素を増やすからだそうです。

肝臓にはいつでも利用できるようにビタミンを蓄えておく働きがあります。

肝臓が障害を受けると、ビタミンの貯蔵能力ががくんと低下するようです。肝機能が悪い人は、健康な人の2～３倍の量のビタミンが必要になるといわれています。肝臓を健康に保つためには、ビタミンA、C、E、B1、B12などを十分に補給することが大切なようです。

（参考　肝機能がよくなる１００のコツ）

肝臓機能に好影響を与える漢方薬は、小柴胡湯や黄連解毒湯、防風通聖散、加味逍遙散、などです。

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