〇40歳になる歳に花粉症になりました。その当初は、アレジオンは市販されていない状態でした。内科の病院で、副作用も少なく飲みやすい薬として、アレジオン20mgを処方してもらしました。鼻の詰まる症状、鼻水に効果があった印象です。
花粉症の薬のイメージですが、眠くなりやすいというものがあったが、服用してみてわかりましたが特に眠気は気になりませんでした。個人差というものでしょうか、アレジオンの特徴でしょうか。
それから、10年以上たちますが、すぐに市販されてからは、ドラッグストアで購入するようになりました。
この10年間の間に、服用するのは年に数か月です。花粉症の症状が少し悪くなった印象はありますが、アレジオンは効果あります。効果がなくなるということはありません。
〇医療用のアレジオンの添付文書をみますと、特定の背景を有する患者に関する注意として、
・肝機能障害患者(肝機能障害又はその既往歴のある患者は、肝障害が悪化又は再燃することがある。)
・妊婦(妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠前及び妊娠初期試験(ラット)では受胎率の低下が、器官形成期試験(ウサギ)では胎児致死作用が、いずれも高用量で認められたとの報告がある。)
・授乳婦(治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。)
・小児等(小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。)
・高齢者(定期的に副作用・臨床症状(発疹、口渇、胃部不快感等)の観察を行い、異常が認められた場合には、減量(例えば10mg/日)又は休薬するなど適切な処置を行うこと。高齢者では肝・腎機能が低下していることが多く、吸収された本剤は主として腎臓から排泄される。)などが記載されています。
重大な副作用は、肝機能障害、黄疸と血小板減少でどちらも頻度不明です。
頻度が多い0.1~5%の頻度の副作用は、発疹、眠気、倦怠感、頭痛、眠気、嘔気、食欲不振、胃部不快感、胃もたれ感、腹痛、下痢、口渇、心悸亢進などです。
〇医療用アレジオンの国内第Ⅲ相試験では、通年性アレルギー性鼻炎患者31例を対象とし、本剤10mg1日1回を4週間以上経口投与した一般臨床試験の結果は、有効率(中等度改善以上)は、58.6%となっている。(他にも10mgと20mgを使った試験がされています)
〇レビュー商品 アレジオンはこのような商品です。
アレジオン | アレジオン |
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〇有効成分 1錠中エピナスチン塩酸塩20mg
〇作用機序は、選択的ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とし、ロイコトリエンC4(LTC4)、血小板活性化因子(PAF)等に対する抗メディエーター作用やヒスタミン及びSRS-Aのメディエーター遊離抑制作用を示す。ということで、主には、HI受容体の拮抗作用と、ロイコトリエンC4拮抗作用、血小板活性化因子(PAF)拮抗作用、肥満細胞の膜安定化作用でヒスタミンなどの物質の遊離を抑制する作用があるとされているようです。
〇花粉症になってみて、花粉症はどんどん症状が悪くなっていくことを経験しました。
花粉症になって10年以上になりますが、花粉時期は、アレジオンとマスクで現在はまだ対応をできています。
〇お薬はできるだけ使わず、マスクだけで対応できる状態にならないかと望みをもっています。現在は、いろいろな医療用のアレルギー鼻炎用薬が、OTC薬品になっていますので、助かります。いろいろ試して、自分に合う薬を見つけていきたいと考えています。
〇お薬は、副作用が伴いますので、使用前に添付文書をよく読んで使いましょう。
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